ざっくりいうと…過去問カバー率No.1!
2019年9月の学科試験で解けない問題は1問だけで、60問中59問カバーしていました。
網羅性が圧倒的に1位のテキストです。
ただ情報を詰め込んでいるわけじゃなく、よく整えられているデザインで表もたくさんあるので、
読んでいて嫌にならない、完成度の高いテキストです。
見た目
結構サッパリしたデザインで、個人的には好きです。
手触りがテカテカじゃなく、マッドでさらさらしているのもいい(笑)
「薄くて軽い!」ってありますが、薄くもないし軽くもないです。
FP3級テキストで1番厚いですよ…?
なんで抜群の網羅性を宣伝文句にしないんだろう。
カバーを外すと、さらにシンプルに。
これ良いですよね。
カバー外せば、電車で開いても周りから何読んでるのか分からないのはすごいいいです。
分かりやすさ:○
全体的に統一感があって万人受け
出題ポイントを囲んであったり、表がたくさんあったり、よくまとまっています。
オールカラーですが、「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」とは雰囲気が違います。
あっちはとにかく図が多くて、それぞれにいろんな色を使っているので、「カラフルだなー」って印象が強いです。
こっちは、図は必要十分な量に留めています。
そして色遣いは、各章のテーマカラーに沿った色を基調にしています。
そのため、色もよくまとまっている印象を感じます。
「みんなが欲しかった」よりも全体的に統一感があって、デザイン面で合わないという人はいないと思います。
網羅性:◎
過去問を98%カバー!
2019年9月の学科試験のカバー率は60問中59問、98.3%をカバーしていました。
最高の網羅性です。
満点狙いの人はこのテキスト一択です。
それと、問題集や過去問を解くときの辞書代わりにも使えます。
ただ、網羅性が高い分、文量がすごい多いので、通読したいなら結構大変だと思います。
特に最初から通読しようものなら、挫折しかねない量なので、基本的にそれはオススメできません。
見返しやすさ:○
レイアウトが良く整っているので、すごく探しやすいです。
ただ、情報量が多いからこそ、「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」のように、ページ右に節のタイトルも書いてほしかったです。
まあでもそれがなくても、「みんなが欲しかった」より整ったデザインをしていますし、
索引単語数もかなり多いので、
見返したり何かを探したりするときにストレスを感じることはないと思います。
問題について
問題数
各節末に5~13問。
出題形式
○×問題と3択があります。
すべて過去問からの出題。何年何月からの出題かちゃんと書いてます。
解答
問題ページの下にあります。
赤シートで隠せるので、解答が見えることはありません。
解説
一切なし。
最初のインプットでこの問題を使うにも解説がないと結構使い勝手が悪いです。
(ただ、間違えた部分の解説ページを探してその周辺と一緒に読むのは、時間がかかりますが実力はつきます)
これは残念です。
ただ解説を入れたらここからさらに数十ページ増えることになるので、仕方ないのかな…。
レベル
これだけで合格レベルには難しいと思いますが、
300問以上あるので問題集や過去問をやるのもスムーズにいくと思います。
別売問題集の評価:◎
テキストの網羅性が高いだけあって、別売問題集もしっかり問題が詰まっています。
学科と実技の個別対策だけでなく、模擬試験が学科は2回、実技は1回も付いています。
この問題集は、すべての問題にテキストの解説対応ページが記載されています。
分からなければすぐテキストの解説ページを開けるので、かなり便利です。
結構問題量が多いですが、解説も充実しているし、一番しっかり勉強できる問題集だと思います。
本記事のテキストを使うのであれば、この問題集一択です。
強み・オススメできるひと
No.1の網羅性と整ったデザイン
テキスト12冊中1位の網羅性がある上、その情報量をうまくまとめて、整ったデザインにしてあります。
問題集メイン、高得点狙いの人にオススメ、辞書としても◎
満点狙いの人はこのテキスト一択ですし、高得点狙いの人も第一候補だと思います。
情報量が1番多いので、とにかく試験範囲の情報はできる限り載っていてほしいっていう人にも1番向いています。
問題集をメインに使って、テキストは適宜解説を読む人にも適しています。
また、メインのテキストにしなくても、問題集や過去問を解きながら辞書的に使っても、
大抵のことは載っているし分かりやすいので使いやすいです。
弱み・オススメできない人
情報量が多すぎる
網羅性の高さが裏を返すと弱点になっています。
情報量が多いせいで文章量も多くて、ページ数も一番多くて厚いです。
合格点の6割が目標の人には向いてない
FP3級試験は6割解ければ受かるわけで、ここまで隅から隅まで勉強しなくても普通に合格できます。
だから合格ラインの6割を目指したい人には、勉強しすぎで非効率なテキストです。
テキストを読んで覚えていきたい人にも基本的に向いていません。
情報量が多いため、読み込んで1周終わったころには1章の内容とか頭から抜け落ちてると思います。
勉強法
アマゾンのFP3級テキストのランキングでは大体2位ですが、何となく選んで何となく使うテキストではないと思います。
勉強を始める前からちゃんと勉強法を決めて、方向性をもって勉強する必要があります。
何となく使ったら、情報量が多すぎて挫折しかねません。
このテキストを使うとしたら、基本的には問題集か過去問をメインで進めて、適宜本書の解説で理解していく形が良いと思います。
いきなりテキストを通読するのは、全然知識がない最初の段階でやってもすぐに忘れるのでかなり非効率だと思います。
このテキストを使ったFP3級の勉強法は以下の記事を参考にしてください。
問題集をメインにする場合はコチラ。
※別のテキストが使用する教材になっていますが、テキストと問題集は、本書と「速攻問題集」に置き換えてください。
ちなみに私は、このテキストはメインではなくサブで、辞書として使っています。