まとめ:赤字暗記マニア向け
英単語を覚えたいときは、英単語帳を赤シートで隠しながら暗記するやり方が主流だと思います。
私もこの赤字暗記法が好きで、何を勉強するときでも何とか赤シートを使えないか考えています。
FP3級でも例によって考えましたが、FP3級試験で赤字暗記はあまりオススメできません。
どのテキストも、赤字暗記をするように赤字部分が考えられていません。
問題集を周回したほうが効率的だと思います。
それでも赤字暗記をしたいという人もいると思います。
若干非効率ではありますが、このやり方でも問題なく合格できます。
そういう人のために、一応考えられるやり方を書いておきます。
使用する教材
・テキスト…「最短合格FP技能士3級」
・過去問
テキスト:最短合格FP技能士3級
テキストは、きんざいが出版している「最短合格FP技能士3級」がオススメです。
というかこれ一択じゃないかと思います。
赤字暗記はひたすら周回することが重要で、周回するにはできるだけ薄いほうがやりやすいです。
「最短合格」は、テキスト12冊中で最も薄いテキストです。
同じページ数で同じくきんざいが出版している「これであなたも一発合格」というのもあるのですが、あっちは赤字暗記に対応していないため使えません。
「最短合格」のレビューに書きましたが、図が全然なくて、正直分かりにくいテキストです。
でも、赤字暗記をする場合、とにかくごり押しで覚えることが効率的で、そのためには分かりやすさはあまり必要ありません。
逆に「みんなが欲しかった」みたいに図が多用されていると、赤字になっている部分が分かりにくいので、この勉強法には好ましくありません。
※ちなみに赤シートは付属しています。
過去問:無料でダウンロード
過去問は、きんざいとFP協会のサイトから直近3〜4年分を無料でダウンロードできます。
きんざいは直近11回、FP協会は直近8回をダウンロードできます。
きんざいの過去問はコチラ
FP協会の過去問はコチラ
具体的な勉強法
①テキストをガンガン周回
「最短合格」を赤シートで隠しながら、赤字を中心にガンガン読んでいきます。
最初は隠しても全然分からないと思うので、ほとんど考えません。
とにかく速さ重視で、よく分からなければ深く読まずに飛ばします。
それを何周かしているうちに、だんだん覚えてくるし、理解も進んでくると思います。
②節末問題を解く
飽きてきたら、節末の問題を解きます。
節末問題が8割くらい解けるようになったら次の段階にいきます。
③章末の実技対策
各章末には実技対策として、「Pointスピード講義」と「実技試験過去問」があります。
きんざいの「個人資産」と「保険顧客」は対策がそれぞれ書いているので、自分が受ける実技に対応する部分だけ勉強します。
一方、FP協会の「資産設計」の対策は本書にはありません。
ただ、FP協会はかなり簡単(合格率90%程度)なので、FP協会を受ける場合は特に対策をしなくても、学科さえちゃんと勉強しておけばいけると思います。
④過去問を解く
直近の過去問をきんざいかFP協会からダウンロードして解きます。
学科と実技どちらもやります。
解いたら答え合わせをして、正答率の把握と、間違えたところの解説をテキストで探して読みます。
⑤弱点対策
過去問を解いた体験をもとに、今の自分の弱点を把握して、必要な対策をします。
・学科が不合格→赤字暗記や節末問題でインプットしなおし
・実技が不合格→きんざいの実技なら章末の対策をやり直し、FP協会ならさらに過去問を解いて慣れる
・本試験形式に慣れてない→さらに過去問を解く
・特定の範囲が苦手→その分野だけテキストで集中的に読み込む
ここまでやれば合格できます。
良い点:赤字暗記ができる
問題集を使った勉強法に比べて、正直特に良い点があるわけではありません。
赤字暗記が好きな人にとっては、最適な勉強法だと思います。
悪い点:もっと効率的な勉強法がある
FP3級のテキストはどれも、赤字部分が赤字暗記のために考えて作られているような感じじゃありません。
重要ではあるけど、暗記は必要ないような語句。そういう語句まで赤字になっています。
そのため、覚える必要のないものまで暗記することになるので、非効率です。
赤字暗記にこだわりがある人以外には、普通に問題集を使った勉強法をおすすめします。