時間がないけど何とかしたいなら、この勉強法で
受験申し込みはしたけど、勉強サボってた。
もう時間がないけど無理かな?何とかしたい…
って人は、諦めずにこの勉強法でやってみることをおすすめします。
勉強時間の目安:30~60時間
この勉強法なら、初学者でも勉強に少しでも慣れていれば、30時間程度で合格できると思います。
多くても60時間も取れれば合格できます。
使用する教材
・テキスト…「スッキリわかる FP技能士3級」
・過去問…無料ダウンロード
(・辞書)…「うかる!FP3級速攻テキスト」
テキスト:スッキリわかる FP技能士3級
「スッキリわかる FP技能士3級」は、この勉強の要になるテキストです。
特徴は以下の2点です。
①節がかなり細かく分けられている
節が88節とかなり細かく分かれていて、その節末にはそれぞれ問題が数問あります。
これにより、「ちょっと読んでちょっと問題を解く」というのを繰り返すことができて、テンポよく勉強が進みます。
②節の最初に分かりやすいまとめがある
各節の最初には「30秒レクチャー」というのがあって、ここで各節の要点をかなりラフにまとめてあります。
ここを読めば、最初に勉強するときでも簡単に理解できます。
これらの特徴を活かすことによって、時間がない人が詰め込んで勉強をしたいなら「これしかない」テキストになります。
過去問:無料でダウンロード
過去問は、きんざいとFP協会のサイトから直近3〜4年分を無料でダウンロードできます。
きんざいの過去問はコチラ
FP協会の過去問はコチラ
辞書:うかる!FP3級速攻テキスト
過去問を解くときに、「スッキリわかる」だとカバーできていない問題が一部あります。
そういう問題があったとき、このテキストを辞書的に使います。
本書はテキスト12冊中1位の網羅性があります。
しかも分かりやすい。
でも必須ではないです。
買わなくてももちろん合格できるし、できるだけお金を節約したいなら買う必要はありません。
具体的な勉強法
①テキスト1周目:30秒レクチャー→本文→節末問題
まず1周目は「30秒レクチャー」を読んだあと、本文を軽く読みます。
ちゃんと読むと時間がかかるので、赤字部分を中心に、ほんと流し読みくらいで。
「さらっと一読!」というのがたまに出てくると思いますが、ここでは一読もしません。
そのあとすぐ節末の問題を解きます。本文を読むよりこっちがメインです。
解けなかった問題はマークを付けて、本文の解説部分を読みます。
※多分最初はほとんど解けないと思うので、マーク付けは2周目からでもOKです。
1節がかなり短いので、解説部分を見つけるのも簡単にできます。
これを1章~6章まで繰り返します。
7~9章は実技対策なので、まだ手を付けません。
②テキスト2周目~:本文→節末問題
終わったらすぐに2周目をやります。
30秒レクチャーはもう読みません。
※タイトルを見てこの節に何を書いているか全然イメージできなければ読んでください。
本文はまた軽く読みます。
すぐ節末の問題を解きますが、1周目で解けなくてマークしている問題だけ解いてください。
1周目と同じように解けなければさらにマーク+本文読む。
1~6章で、これを節末問題が7~8割解けるようになるまで繰り返し周回してください。
読むのに余裕が出てきたら、「さらっと一読」をほんとにさらっと一読してください。
本文を読むのが面倒なら、3~4周目くらいからは、本文を読まずに節末問題だけ解いても良いです。
③過去問を解く
過去問は直近の問題をダウンロードして解きます。
きんざいの過去問はコチラ
FP協会の過去問はコチラ
学科だけでなく実技も解きます。
時間は足りると思いますが、本試験と同じように学科2時間、実技1時間の制限で解くようにしてください。
解けたら答え合わせをして、正答率の把握と、間違えた問題に対応するテキストの解説を探して読みます。
④実技対策
実技の点数が低ければ、7~9章のうち受ける試験に対応する章だけ、しっかり読んで問題を解いてください。
もし十分な点数がとれていれば、読まなくても大丈夫です。
⑤弱点対策
過去問を解いた体験をもとに、今の自分の弱点を把握して、必要な対策をします。
・学科が不合格→節末問題を解きなおす
・本試験形式に慣れてない→さらに過去問を解く
・特定の範囲が苦手→その分野だけテキストで集中的に読み込む
弱点がある程度カバーできたと感じたら、また別の過去問を解いて、弱点を把握して対策します。
それを試験日まで繰り返します。
ここまでやれば合格できます。
良い点: 最短で合格できる
このテキストは勉強する内容を最小限に絞っています。
それに合わせて勉強法も最小限の勉強で済むようにしているので、最も速く合格レベルになれます。
悪い点: 勉強したことが役立たない
合格だけを目標に、ごり押しで詰め込む勉強法なので、自分の教養になりにくいです。
他の勉強法に比べて、勉強したことの全体像がしっかり頭に作れません。
そのため、試験が終わったら、やったことは頭から消えちゃうと思います。
合格だけが目標ならそれでいいと思いますが、ちゃんと勉強したことを役に立たせたいのであれば、この勉強法はオススメできません。