まとめ
過去問を解きながらテキストを読んで、インプット+アウトプットを行います。
過去問は無料でダウンロードできるため、テキスト1冊買うだけでよくて、ローコストで勉強ができます。
ただし、自宅にプリンターがない場合はコピー代が結構かかるので、それなら問題集を買った方が良いと思います(詳細は一番下の注意点へ)。
使用する教材
・過去問 5回分~
・テキスト
過去問:無料でダウンロード
過去問は、きんざいとFP協会のサイトから直近3〜4年分を無料でダウンロードできます。
きんざいは直近11回、FP協会は直近8回をダウンロードできます。
きんざいの過去問はコチラ
FP協会の過去問はコチラ
テキスト:速攻テキストがおすすめ
テキストは、一番網羅性が高い「うかる!FP3級速攻テキスト」がおすすめです。
このテキストは情報量が多いので、普通に読むのはかなり大変で時間がかかってしまいますが、過去問を解くときの辞書的な使い方なら、高いカバー率が役に立ちます。
2019年9月の学科試験のカバー率を検証したところ、60問中59問をカバーしていました。
しかも網羅性がありながら、表を多用していて、オールカラーで色遣いも統一感があってきれいなので、分かりやすくて硬い雰囲気がありません。
具体的な勉強法
おおまかな勉強の流れは以下の通りです。
①②③学科の過去問を解く+テキスト読む
④過去問を周回
⑤実戦演習
⑥弱点対策
①過去問(学科のみ)を印刷する
何回からやってもいいですが、私なら5回前の試験から、4→3→2回前と解いていきます。
なお、学科だけ印刷して、実技は印刷しません。
②解答を赤ペンで先に書く
解く前に、解答一覧を見ながら、赤ペンで解答を問題の右端に書きます。
赤シートで解答を隠しながら解けば、いちいち次の答えを見ないように気をつけながら解答一覧を見る手間が省けます。
なお、赤シートは速攻テキストに付属しているので、持ってなくても大丈夫です。
③過去問(学科)を解く
学科の過去問を1問ずつ解きます。
なお、実技は解きません。
学科を集中的に勉強して、実技は必要最小限の勉強にします。
間違えたり、良くわからなかった問題は、その都度テキストで解説ページを探して読みます。
ただひたすら過去問を解いても、自分が今どこを勉強しているのかいつまでも分かりません。
最初はテキストをいちいち読むのが面倒に感じるかもしれませんが、この作業によって、試験範囲をバラバラに勉強することになる過去問勉強法のデメリットをカバーします。
これを繰り返すことによって、試験範囲の体系的な知識が身につきます。
④4回分の過去問を繰り返す
合計4回分の学科の過去問を、同じように解きます。
私なら、5→4→3→2回前と解きます。
この4回分を、何周かします。
次の段階に行く目安は、全体で8割くらい解けるようになった辺りです。
⑤直近の過去問を本番形式で解く
一番新しい過去問に手を付けていませんでしたが、ここで使います。
※一番新しい過去問をすでに使っていたら、別の過去問を解きます。
これまでとは違って、今回はちゃんと本試験と同じように解きます。
学科だけじゃなく、実技も解きます。
学科である程度知識を付けていれば、実技も結構解けるようになっている場合があります。
特に、FP協会の実技は簡単。
制限時間は学科2時間、実技1時間ですが、どちらもそんなかからないと思います。
2つ合わせて1時間半くらいかな?
解いたら答え合わせをして、正答率の把握と、間違えたところの解説をテキストで探して読みます。
⑥弱点対策
本番形式で解いた体験をもとに、今の自分の弱点を把握して、必要な対策をします。
・学科が不合格→さらに学科の過去問を①〜④と同じように解く
・実技が不合格→実技の過去問を①〜④と同じように解く
・本試験形式に慣れてない→さらに過去問を⑤と同じように解く
・特定の範囲が苦手→その分野だけテキストで集中的に読み込む。節末に問題が載っているのでそれも解く
ここまでやれば合格できます。
良い点:出題頻度を意識して勉強できる
この勉強法は、過去問を解きまくる性質上、本試験の出題頻度を自然と意識することができます。
テキストを何となく読むより、頻出の部分が分かってくるので、効率的に勉強ができます。
また、テキスト1冊買うだけで良いので、ローコストで勉強できます。
悪い点:最初が辛い
最初のうちは過去問見ても解けない問題ばかりだと思うので、最初が一番大変です。
問題集は1章→2章→3章…と並べてくれていますが、過去問はバラバラなので、テキストの扱いに慣れるまでは探すにも労力がかかります。
自分で過去問を印刷するのも地味に手間がかかります。
また、以下の注意点のように、自宅にプリンターがない場合は安く勉強ができません。
注意点:自宅にプリンターがないなら問題集買ったほうがいい
この勉強法の良いところは、問題集を買わなくて済むので、ローコストに勉強できるところです。
でも、自宅にプリンターがなければ、コンビニでコピーする必要があります。
試験1回につき、学科は10ページくらい、実技は17ページくらいあります。
コンビニで27ページ印刷すると、それだけで270円します。
5回分やれば、1350円します。
それなら問題集とほとんどコストが変わらないので、問題集をやったほうが効率的に勉強できると思います。
したがって、自宅にプリンターがない場合は、この勉強法ではなく、問題集を使う勉強法がオススメです。