効率的にしっかり勉強。一番オススメの勉強法
すごい変わったことをするわけじゃありません。
問題集を先にやってそこでインプットして、後でテキストで体系的な理解をします。
一番効率的にちゃんとした勉強ができると思います。
勉強時間の目安:30~60時間
この勉強法なら、初学者でも勉強に少しでも慣れていれば、30時間程度で合格できると思います。
多くても60時間も取れれば合格できます。
使用する教材
・テキスト…「これであなたも一発合格!FP3級参考書」
・問題集…「これであなたも一発合格!FP3級問題集」
・過去問…無料ダウンロード
(・辞書)…「うかる!FP3級速攻テキスト」
テキスト:これであなたも一発合格!FP3級参考書
「これであなたも一発合格!FP3級参考書」は、私がFP3級のテキスト12冊を購入して比較した中で、一番優れているテキストと評価しています。
・薄さが12冊中1位
・薄いのに分かりやすい
・見返しやすい・探しやすい工夫がある
・対応問題集も薄くて使いやすいレイアウト
本記事の勉強法では、問題集の問題を集中的に解いて、テキストの付属問題は一切解きません。
そして、このテキストは問題が一切載っていません。
問題を使わないのであれば、載ってないほうがずっと読みやすいです。
そんな仕様は本書だけです。
このような理由から、今回の勉強法に最も適していると考えました。
問題集:これであなたも一発合格!FP3級問題集
問題集は、テキストの別売問題集である「これであなたも一発合格!FP3級問題集」を使います。
FP3級の問題集はそれぞれ同じシリーズのテキストに対応しているので、テキストと問題集は合わせたほうがいいです。
本書ももちろん、「これであなたも一発合格」テキストに対応しています。
テキストと同じ節で構成されているので、分からないところをテキストで読みたいとき、すぐに対応しているページにいけます。
問題集もテキスト同様、薄くて使いやすいです(全体2位)。
過去問:無料でダウンロード
過去問は、きんざいとFP協会のサイトから直近3〜4年分を無料でダウンロードできます。
きんざいの過去問はコチラ
FP協会の過去問はコチラ
辞書:うかる!FP3級速攻テキスト
過去問を解くときに、「これであなたも一発合格」だとカバーできていない問題が一部あります。
そういう問題があったとき、このテキストを辞書的に使います。
本書はテキスト12冊中1位の網羅性があります。
しかも分かりやすい。
でも必須ではないです。
買わなくてももちろん合格できるし、できるだけお金を節約したいなら買う必要はありません。
具体的な勉強法
①問題集を解いてインプット
先に問題集を解きます。
解くといってもほとんどの問題は解けないと思うので、分からなければ考えずに解答を見て、解説を読みます。
※学科6章と受ける実技1章
※「これであなたも一発合格」以外のテキストを使っている場合でも、テキストに載っている問題は一切解きません。
テキストの使い方
理解をするための補助としてテキストを合わせて使っていきますが、ここは好みによってやり方を変えます。
(1)問題ごとにテキストの解説部分を読む
(2)節が終わるごとにテキストの対応節を読む
(3)テキストは基本読まない、気になったときだけ読む
(3)が一番効率的です。
ちゃんとした理解はとりあえずここではやらずに、とにかく重要な部分、つまり問題集の問題を丸暗記するようなやり方です。
丸暗記になる分、面白さは薄れるかもしれません。
特に1周目は全然分からないと思うので、つまらないと感じるかもしれません。
その時は(1)か(2)で理解しながら進めていくのがおすすめです。
問題集はとにかく何周もする
2周目からは、間違えた問題にマークをしていきます。
3周目以降は、マークがついている問題だけ解いていきます。
そうやってどんどん解く問題数を減らしていきます。
全体の8割くらい解けるようになったら、次へ進みます。
②テキストを読んで知識を体系化
問題集でインプットすると、効率的ではありますが、体系的な知識がつきにくくて、忘れやすいです。
その対策として、ここでテキストを通読して、体系的な知識として記憶に定着させます。
問題集を解く段階で、(1)(2)のやり方でこまめにテキストを読んでいたなら、そこまで時間をかける必要はないかもしれません。
(3)で進めていたら、ある程度ちゃんと読んだほうがいいです。
とはいえ一字一句読んで完璧に理解するとかじゃなくて、全体像を理解することを重視して読んでください。
問題集でインプットしたバラバラの知識を結びつけるような感じです。
③過去問を解いてアウトプット
過去問は、直近の問題をダウンロードして解きます。
きんざいの過去問はコチラ
FP協会の過去問はコチラ
時間は足りると思いますが、本試験と同じように学科2時間、実技1時間の制限で解くようにしてください。
解けたら答え合わせをして、正答率の把握と、間違えた問題に対応するテキストの解説を探して読みます。
④弱点対策
過去問を解いた体験をもとに、今の自分の弱点を把握して、必要な対策をします。
・学科が不合格→問題集の学科部分の解きなおし
・実技が不合格→問題集の実技部分の解きなおし
・本試験形式に慣れてない→さらに過去問を解く
・特定の範囲が苦手→その分野だけテキストで集中的に読み込む
弱点がある程度カバーできたと感じたら、また別の過去問を解いて、弱点を把握して対策します。
それを試験日まで繰り返します。
ここまでやれば、まず合格できます。
良い点: 効率的にしっかり勉強できる
テキストを先に読んでから問題を解くオーソドックスなやり方と比べて、効率的に勉強ができます。
それによって、合格レベルに達するまでの勉強時間を短縮できます。
勉強時間だけでみたら、「時間がないけど何とかしたい人向け勉強法」のやり方のほうが早いかもしれません。
でも、あっちの勉強法は結構ごり押しで勉強して、体系的な知識が身に付きにくいので、基本的には本記事の勉強法がおすすめです。
悪い点: 最初の1周はしんどいかも
知識がない状態の最初から問題集に取り組むから、全然分からなくてしんどく感じるかもしれません。
その場合は、1周目は丸暗記と気持ちで割り切るか、テキストを一緒に読み進めながら理解を一緒にしていくのがいいと思います。