ざっくりいうと…平凡なテキスト
決して悪い出来ではないです。
普通に合格できます。
ただ、すごい強みがあるわけでもないテキストです。
見た目
表紙はチェック柄でかわいいです。
カバーの下も素朴な感じです。
面白いのが、紙がなんかザラザラした質感になっています。
ツルツルしてるより個性的で好きです。
分かりやすさ:○
表はもちろん、必要なところにちゃんと図があって、分かりやすくなっています。
網羅性:△
合格には問題ないけど、他と比較すると良くない
2019年9月の学科試験60問のうち、応用問題を15問抽出して、FP3級のテキスト12冊でカバー率を検証しました。
※残り45問は基礎だったり超重要な部分なので12冊のどのテキストにも大体載っています。
その結果、15問中6問正解、9問はカバーしていませんでした。
このカバー率は12冊中11位です。
15問を除いた残り45問はすべて載っているとしたら、51/60問(85%)カバーしていることになります。
カバー率自体を見れば悪いわけではないです。
普通に合格はできる網羅性だと思います。
ただ、他のテキストと比べると良くないです。
見返しやすさ:△
非常に残念なのが、本書には索引がついていないところです。
だから何かを探すにしても、ペラペラめくって探すしかありません。
ただ問題が章末にまとめてあるので、ごちゃごちゃしてるわけじゃないのでペラペラめくって探すことはそこまで不便でもないかもしれません。
付属問題について
・問題数…章末に30問強あります。全体で200問くらい
・出題形式…すべて◯×問題
・解答…問題の下。赤シートで隠せます
・解説…×問題には必ずあります。すべての問題に対応ページが書かれているのは◎
その他、本文中に計26問の実技問題があります。
さらに各節の最初にも出題傾向のチェックとあって、2問問題があります。41節あるので計82問です。
※本書は、対応した別売問題集がありません。
他社の問題集を使用することをおすすめします(詳細は記事下の勉強法へ)
評価
悪くはないけど、おすすめできるところもない
正直、ここという強みがありません。
決して悪い出来ではなく、全体的に普通のクオリティです。
もちろんこのテキストでも合格できると思います。
ただ、分かりやすさ重視とか、網羅性重視とか、それぞれの好みに応じて選ぶなら、明らかにもっと良いテキストがあります。
全体的な完成度の高さを比較しても、すべてが優っているテキストが他にあります。
勉強法
本書には対応している別売問題集がないので、他社の良くできた問題集を使うことをオススメします。
問題集の中で特に良くできているのは、「速攻問題集」です
詳しい勉強法は、以下の記事を参考にしてください。