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ユーキャンの医療事務講座のレビュー【資格取得済】

ユーキャンの医療事務講座のレビュー
こんな人に絶対おすすめの記事!

医療事務の通信講座ってどれがいいの?
ユーキャンの医療事務講座ってどんな感じ?

こんな人はぜひ読んでください。
どこよりも詳しく、ユーキャンの医療事務講座についてレビューしています。


私はユーキャンの医療事務講座を使って、1ヶ月で医療事務認定実務者試験に合格しました。

1ヶ月間で勉強した時間は40時間、本試験の自己採点結果は88.6%(31/35問)でした。

ちなみに、私は医療関係の仕事は未経験で、周辺知識も一切ありませんでした。


その経験に基づいて、ユーキャンの医療事務講座って実際どうなのか、全部レビューしたいと思います。

・教材レビュー
・私の勉強の記録
・どんな人におすすめできるorできないか
など、全部詳しく解説します。

テキストなど教材レビュー

ユーキャンに申し込みと、数日後に段ボールが送られてきます。
Amazonみたいな大きな箱じゃなく、テキストサイズにぴったりな小さめの箱です。

そこにはテキストなど教材のほかに、医療事務の仕事についてのDVDや試験の願書など色々入っています。

ここでは勉強に使う教材について、それぞれ私が使った体験にもとづいたレビューをします。

テキスト:3冊

①仕事上のマナー、医療関係の制度、医療事務の仕事の基本(136p)
②診療報酬の基本(124p)
③レセプトの書き方(176p)

テキストは薄く3冊に分かれていました。
合計で430ページくらい

ページ数で考えるとそこまで少ないわけでもないですよね。

だから最初に見たときは、「あれ?結構大変なのかな?」とちょっと不安にはなりました。


でも、読んでみると無用な心配でした。
分かりやすくまとまっているってのもありますし、行間が広いのか、文字が大きいのか、結構スラスラ読めます

とにかく、そんなに覚えることが詰まってるような感じではありませんでした。



問題集:添削課題集

私が受講して教材を見て一番驚いたのは、問題集がなかったことです。

それっぽいものといえば、「添削課題集」はある…。

でもこれ、問題数は75問しかありません
ページ数でいえば27ページ。
本当に足りるのか、ここでも心配に。

でも全然大丈夫でした。
テキストを一通り読んだ後、この75問を解くことで、十分に実力は付きました


「添削課題集」という名前通り、これは解いた解答をユーキャンに送れば、添削されて返ってきます。

でも私の場合、最初から解くのではなく、1問ずつテキストで調べて「インプット」として使いました
テキストを見れば解答はすべて書いてあります。

テキストも別の視点からもう1度読み返せるし、これもインプットとして効果的でした。



模擬試験:試験対策問題集

本試験と同じ形式で35問の問題が構成されています。
それが2回分あるので、合計70問あります。

「問題集」って名前がついていますが、私はこれを模試みたいな感じで使いました

こっちにはしっかり解答・解説が付いています。

テキストと添削課題集である程度知識をつけてから、「アウトプット」として実力の把握使うのがいいと思います。



学習サポート集

この本にある、「診療報酬点数表」が重要です。

試験ではこの点数表を見ながら解きます(認められています)。

だから、診療報酬の各点数を細かく覚える必要はありません

この点数表が160ページ中50ページくらいあって、残りは医療用語集や人体図などです。
結構この辺を読むのも面白いです。

※こっちの記事ではレビューというより、各教材がどんな内容なのか淡々と書いています(あまり参考にならないかも…)。





私の実際の勉強記録

まとめ:計40.5時間

(1)テキストを軽く読んで全体像を理解
(2)添削課題集でインプット
(3)試験対策問題集でアウトプット

全体の流れはこんな感じです。


それぞれにかかった時間は、以下のような感じです。

テキスト通読22.5時間
添削課題集(インプット)6時間
テキスト読みなおし5時間
問題演習(アウトプット)7時間


合計で40.5時間でした。


テキスト通読:22.5時間

テキストを読むのに、全体の勉強時間の半分以上を使いました。

①2冊目 4h
②3冊目 10.5h
③1冊目 4h
④2冊目 4h
合計22.5h

1冊目は最初にマナーとか医療制度について書いてあったので、より医療事務っぽい2冊目から始めました。

でも、1冊目の3章に医療事務の仕事全体についての解説があったので、そこから読むのがベストでした。

2冊目だけ2周していますが、これは1周目がかなり軽く読んでいたので、もう少しちゃんと読もうと思ったからです。

レセプトを書くのが面白い!

2冊目は「診療報酬」についてで、淡々と勉強していきました。

その調子で3冊目の「レセプトの書き方」もやるつもりが、これがすごい実務的で面白い

レセプトは決まった雛形があるので、手順を覚えれば簡単なものならスラスラ書けるようになります。

勉強を進めるにしたがって、「ここはあれだから何点で、ここは…」みたいにできるようになって楽しかったです。



添削課題集:6時間

テキスト通読で一通りの簡単な理解はできました。

次に、添削課題集を「インプットのための問題集」として使うことにしました。


ただ、まだ問題が解けるような知識はありません。

そこで、各問題の4択すべてを一つ一つテキストで調べて、解答部分にマーカーを引くことにしました。

問題演習ではなく、インプットとして割り切りました。


なお、添削課題集には、「第1回」「第2回」「総合課題」とあります。

このやり方で使ったのは、第1回と第2回の計40問についてです。



テキスト全体の読みなおし:5時間

テキストは添削課題集を解いた時のマーカーが引かれた状態になっているので、重要な部分が分かりやすくなっています。

アウトプットに移る前に、復習としてテキスト全体を読みなおすことにしました。

といっても、マーカーが引いてある部分を中心に、かなり大雑把に全体を読みました。


アウトプット:7時間

添削課題集(総合課題):3時間

ここからはアウトプットです。

まずは、添削課題集の最後にある総合課題。
本試験と同じ形式で35問あります。

これをまず普通に解いて、その後にテキストと照らし合わせます。

この時点で31/35問(88.5%)正解だったので、ホッとしました。

試験対策問題集:4時間

こっちは本試験形式の問題が2回分あります。
それぞれ、71%、86%の正答率でした。

本試験も大丈夫そうです。

※この記事では、勉強の記録を1日ずつ書いています(これも参考になるのか分からない…)。





勉強方法:ユーキャンの欠点

私がやった勉強方法は、自分なりに効率的なやり方を考えて実行しました。

ユーキャンの教材は、初学者の自分でも簡単に理解できるような分かりやすいものでした。


ただ、その教材の使い方についてはほとんど解説がありませんでした。

ユーキャンの医療事務講座の唯一感じた欠点は、この「勉強方法や教材の使い方についての解説の少なさ」です。

勉強にあまり慣れていない人は、教材だけ渡されてもどう勉強したらいいのか分からないんじゃないかと思います。

当サイトで勉強方法は解説

そう考えて、この点について、当サイトでカバーしています。

以下の記事で、私が実際に勉強して合格した経験を踏まえて、効率的な勉強方法について詳しく解説しました。

私は合計40時間の勉強をして、本試験では88.6%の正答率でした。
※合格基準は60%だから、合格するだけならもう少し短い時間でいけました。


そのやり方をベースに勉強方法を考えているので、似たような時間で医療事務認定実務者に合格できるんじゃないかと思います。

※必要な勉強時間は人によって異なります。勉強時間は参考程度にしてください。






医療事務認定実務者試験の概要・特徴

試験の流れ

試験1ヶ月前くらいまで…受験申し込み

試験の前日…自宅に問題と解答用紙が送られてくる

試験当日…時間があるときに1時間くらいで解く

試験翌日まで…試験団体に返送する

試験から1ヶ月弱…合否通知が届く(合格の場合は合格証書も)


試験の特徴

受験者数1位

医療事務認定実務者試験の2018年の受験者数は、14,804人でした。

これは、数ある医療事務資格の中で最も多い受験者数です。

ユーキャンがこの資格に対応しているから、というのが主な理由だと思います。

合格率:70%程度

2018年の合格率平均は72.7%でした。

医療事務の他に女性の人気資格としては保育士や登録販売者が挙げられます。

それぞれの合格率は、保育士は20%程度、登録販売者は40%程度なので、これらよりだいぶ取得しやすいです。

試験は毎月実施

試験は毎月下旬に実施されています。

だから、自分の勉強のペースに合わせて受験することができます

時間があれば1ヶ月でスピード取得することも可能だし、忙しい人はもっと時間をかけて目指すこともできます。

在宅受験できる

この試験は、基本的に在宅で試験を受けます。
これが思いのほか便利です。

一般的な試験のように、休日なのに朝早く起きて試験会場に向かって、半日以上を試験に潰す、なんて悲しいことになりません。

自分の空いている好きな時間に受けることができます。

1時間くらいで解けばそれで終わりです。


なお、試験は毎回日曜日に実施されます。

医療事務の受験を考えている人の中には、日曜日に仕事がある人もいると思います。
そういう人でも有給を取る必要がなくて、帰宅してから受験できます

また、翌日までに解答を送ればいいので、月曜日に解いてすぐ送っても実際大丈夫です。






ユーキャンの医療事務講座の費用

  • ユーキャンの医療事務講座 受講料…49,000円(税込・送料込)
  • 医療事務認定実務者試験  受験料… 4,500円(税込)


合計で「53,500円」かかりました。

ちなみにユーキャンの場合、テキストなどのほか、診療報酬点数表など必要なものはすべて揃っていますので、何か追加で買うものはありませんでした

分割払い手数料が安い

ユーキャンの受講料は分割払いが可能です。

分割の場合は15回払いで、3,300円×15ヶ月=「49,500円」になります。


一括払いとの差額は500円で、これが一応分割払い手数料です。

他の通信講座も基本的に分割払いはできますが、数千円します。

分割払い手数料がやけに安いのもユーキャンの特徴です。

資格取得費用の平均は「53,747円」

医療事務の通信講座は、私が調べた限りだと9社(※)で開講しています。

通信講座受講料と各試験受験料の合計について、9社の平均を調べました。


その結果、医療事務資格の取得にかかる費用の平均は、「53,747円でした。

ユーキャンでかかる費用は、ほぼ平均と同じな感じです。


なお、通学講座や専門学校もありますが、そっちは含めていません。

通学講座だと10万円程度しますし、専門学校はびっくりな高額です。


※9社は「ユーキャン、フォーサイト、ニチイ学館、たのまな、ソラスト、大原、日本医療事務協会、キャリアカレッジ、ネバギバ」です。





おすすめできない人・できる人

ここまで、私がユーキャンの医療事務講座を受講して資格を取得した体験に基づいて、レビュー・解説をしました。

では、ユーキャンの医療事務講座が全員におすすめできるかというと、そういうわけではありません

いや、実際ほとんどの人におすすめできるような講座・資格なんですけど、ちょっとだけ例外がありますのでそれをここで解説します。


おすすめできない人:勉強ができる人

  • 勉強時間を取りやすい人
  • 勉強に慣れている人
  • 就職活動を有利に進めたい人


どういうことかというと、もし勉強ができるのであれば、他にもっとおすすめの資格があります

診療報酬請求事務能力認定試験」という(長ったらしい)試験が一番おすすめです。

この資格は、医療事務の資格のなかで最も難しいけど、その分価値が高い資格です。

だから、勉強するのは大変だけど、就職活動では他の人より有利になれます。


でも、やっぱり難しいのは厄介です。
挫折したら元も子もないです。

ユーキャンが対応している医療事務認定実務者試験は7割くらいの合格率ですが、こっちは3割程度しかありません。


また、試験は7月と12月の年2回だけで、在宅受験もできません

試験日を待つより、「医療事務認定実務者」を取得して早く就職活動を始めたほうが良い結果になる可能性もあります。

こういう問題点以上に医療機関からの評価に魅力を感じるのであれば、最もおすすめできる資格です。


以下の記事で診療報酬請求事務能力認定試験について解説していますので、気になった方は参考にしてください。






おすすめできる人:上記以外の人

診療報酬請求事務能力認定試験が欲しい!って人以外は、ユーキャンの医療事務講座がおすすめです。

主なおすすめの理由について、5点にまとめて解説します。

おすすめの理由まとめ

①ユーキャンだから教材が分かりやすい

テキストは完全な初学者の私でも簡単に理解できたような、分かりやすい内容でした。

問題集も、合格するために必要最低限な問題数に絞っていて、無駄に時間を取られません。

教材の使い方、勉強方法については、ぜひ当サイトの勉強方法の解説記事を参考にしてください。

②資格試験が一番人気

ユーキャンが対応している、「医療事務認定実務者」は医療事務資格のなかで2018年の受験者数が最も多い資格でした。

※この試験にはユーキャンだけが通信講座で対応していて、それで受験者数1位です。
あくまでそこからの推論ですが、ユーキャンは医療事務の通信講座のなかで1番人気ではないかと思います。

③毎月試験があって、在宅受験もできるから資格が取得しやすい

医療事務認定実務者試験は、毎月実施されています。

だから、自分の進捗に合わせたタイミングで受験ができます。


また、在宅受験もできます

だから家を空けなくていいし、例えば家事がひと段落して時間ができたタイミングなど、好きな時間に試験を受けられます
試験で休日の半日を潰すようなことにもなりません。

このように、試験制度的にも他の人気資格より取得がしやすいようになっています。

④仕事に必要な基礎知識が習得できる

・レセプトの書き方や診療報酬についての基礎知識
・医療事務のマナーや患者さんとの接し方
・医療保険制度
・医療事務の仕事全体の基礎知識

このように、資格試験の勉強を通して、医療事務の仕事内容についての幅広い基礎知識が習得できます

⑤試験は難しくないから合格しやすい

幅広い基礎知識は習得できますが、あまり深く掘り下げるようにはなっていません。

だから、短期間で知識の習得、資格の取得ができます。
※2018年の合格率は72.7%

私の場合は40時間で合格しました。


40時間なら、例えば、平日だけ1日1時間勉強するようにすれば、2ヶ月弱の期間です。
休日(週2日)だけ各2時間勉強するなら、2ヶ月強です。

この2倍の勉強ができたり、毎日1時間ちょっとの勉強ができるなら1ヶ月程度になります。

※上記は40時間の場合の勉強スケジュールの例です。必要な勉強時間は人によって異なります。
※ユーキャンは標準学習期間を「4ヶ月」に設定しています(受講期間は8ヶ月間)。





ユーキャンがおすすめな理由 総まとめ

ここまで、私の実体験に基づいて、ユーキャンの医療事務講座のレビューをしてきました。

色々書いてきましたが、ユーキャンがおすすめな理由を総まとめすると、「自分が受講して、分かりやすい教材でスムーズに合格できたから」です。


「医療事務の通信講座はどれがいいんだろう?」

「ユーキャンの医療事務講座ってどうなんだろう?」

こんな感じで悩んでいる方の参考になれば幸いです。


ユーキャンの医療事務講座は、以下の「ユーキャン公式サイト」から申し込むことができます。

\ユーキャンの公式サイトはこちら!/

ユーキャンの医療事務講座

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