医療事務は通信講座も資格もたくさんあって、最初に調べたときはすごく分かりにくいと思います(私もそうでした)。
正直、私が医療事務の講座を決めたときは、
「いろいろあるな…うーんよく分からん。まあユーキャンの医療事務は聞いたことあるし、一番有名だろうからこれでいいか」
って感じでかなりいい加減な決め方でした。
でもこの記事を見てくれているということは、私と違ってしっかりどの講座がいいのか考えているのではないでしょうか?
そういう方のために、医療事務の通信講座のうち「特におすすめできるベスト3」を、私の実体験と徹底的なリサーチをもとに決めました。
この記事では、医療事務講座ベスト3について、値段や取れる資格など、それぞれ詳しく解説します。
先に結論を言うと、1位ユーキャン、2位フォーサイト、3位ニチイ学館です。
1位のユーキャンは私が実際に受講して合格した実体験に基づくので、自信を持っておすすめできる講座です。
一方、2位と3位について私は実際に受講したわけじゃありません。
それでもたくさんある医療事務講座の情報を集めて比較して、講座ごとに異なる医療事務の資格についても全力で調べてかなり詳しくなったと思います。
その上で考えて、フォーサイトとニチイを2位3位に選びました。
医療事務がどの講座がいいのか迷っているなら、きっとこの記事が役に立つと思います。
1位:ユーキャン
ユーキャンはテレビCMもバンバン流していたり、通信講座会社の中で圧倒的な知名度と実績があります。
ユーキャンのホームページには「人気講座ランキング」というものがあります。
その1位にはいつも「医療事務」がいて、ユーキャンの人気No.1の講座はどんなもんかと、以前から気になってはいました。
そんな気持ちもあって、ユーキャンで医療事務の資格を目指すことにしました。
かなりいい加減な理由でユーキャンを選びましたが、結果的にこの選択は大正解でした。
その経験からおすすめ1位にしました。
レビューも含めて、1位にした理由を解説していきます。
理由①:自分が受講して良かったと感じたから
ユーキャンの医療事務講座を1位にした最も大きな理由は、やはり自分が受講してスムーズに資格を取得できた経験からです。
医療関係の仕事は未経験だし、もちろん勉強も全くしたことがありませんでした。
それでも全然困らないような分かりやすい教材のおかげで、1ヶ月の勉強で資格を取得できました。
ちなみに、私の場合は40時間の勉強時間で合格できました。
勉強方法については当サイトでカバー
ユーキャンの教材はすごい分かりやすかったですが、一点だけ足りないと感じたのは、その教材の使い方です。
どうそれぞれの教材を使うか、どう勉強していくかについては、ほとんど説明がありませんでした。
その欠点を補うために、ユーキャンの教材を使った効率的な勉強法について記事を書きました。
具体的にどれをどういう順番で使って、それぞれ何時間くらいかかるかの目安も書いています。
この勉強法を参考にすれば、資格を取得するだけなら30時間、もっと理解して40時間くらい。
かかっても50時間あれば合格できるんじゃないかな?と思います。
以下の記事で勉強方法について解説していますので、ユーキャンの講座を受講する場合はぜひ参考にしてください。
理由②:取れる資格「医療事務認定実務者」
人気1位の医療事務資格
数ある医療事務の資格のなかで、「医療事務認定実務者」は最も受験者数の多い人気資格です(14,804人、2018年)
※この資格に対応している講座はユーキャンだけです。つまり、実際は資格自体よりユーキャンの講座がめちゃくちゃ人気なのが1位の理由です。
ちょうどいい難易度、医療事務の仕事に必要な基礎を学べる
医療事務の仕事をするのに重要な、レセプトの書き方や診療報酬算定の基礎が試験の半分くらいで出題されます。
あと半分は、医療事務に従事するのに大切なマナーや患者との接し方、医療法や医療制度、医療事務の日常業務から出題されます。
医療事務認定実務者試験の勉強を通して、医療事務の仕事を始めるために必要な知識が習得できるようになっています。
試験の難易度も1~2ヶ月勉強すれば合格できるようなレベルです。
※2018年度の合格率は72.7%。
毎月試験を実施している
毎月下旬(日曜)に試験が実施されているので、自分の勉強の進捗に合わせて試験を受けることができます。
私の場合、月50時間は勉強できそうだったので、ユーキャンの講座を申し込んだ翌月に受験しました。
もし仕事や家事などが忙しくてそこまで勉強時間が取れなさそうなら、それに合わせて試験の月を調整できます。
在宅受験が便利
在宅受験ができることも便利です。
特に地方に住んでいる人にとっては、朝早く起きて試験会場に向かって、試験で半日潰すみたいなことにならなくてほんとに良いです。
まず、試験日の前日に問題が届いて、当日の時間があるときに解きます。
その翌日のうちに、問題と解答用紙を試験団体に返送すればそれで終わりです。
試験日から1ヶ月弱で試験結果の通知が来ます。
ユーキャンの講座もこの資格も一番おすすめですが、資格によってライバルに差がつく程ではありません。
もし資格を武器に就職活動をしたいのであれば、2位のフォーサイトはもっと難しい資格を目指すので検討してみてください。
値段:49,000円
ユーキャンの医療事務講座を受講するのにかかる費用は、「49,000円(税込・送料込)」です。
分割払いも可能です。
その場合、「月3,300円×15ヶ月=49,500円(税込・送料込)」になります。
分割手数料が「500円」と格安なのもユーキャンの特徴です(他は数千円します)。
受講料49,000円+試験受験料4,500円=53,500円かかります。
合格に必要な教材はすべて揃っているので、他には何も購入する必要はありません。
ユーキャンの医療事務講座については、私の実体験に基づいて、以下の記事でもっと詳しくレビューしています。
どんな教材が送られてきて、どう勉強したかなど、全部書いています!
なお、ユーキャンの公式サイトは以下のボタンから確認できます。
\ユーキャンの公式サイトはこちら!/
2位:フォーサイト
フォーサイトは通信講座でかなり有名ですが、医療事務の講座の知名度はユーキャンやニチイと比べると劣ります。
それでも2位にしたのは、講義動画があるのと、目標の資格が魅力的だからです。
また、私は乙4とITパスポートを勉強した時にフォーサイトを利用しました。
その経験からも、フォーサイトは講義も教材も分かりやすかったのでおすすめです。
理由①:講義動画がある
フォーサイトは、講義を動画で見ることができる点が大きな特徴です。
PCはもちろん、スマホでも専用アプリで快適に講義動画が見れます。さらにテキストも読めます。
だから、通勤・通学中など外出先でも講義やテキストを見ることができます。
(講義もあらかじめダウンロードしておけるので、通信量も心配ありません)
医療事務はユーキャンで取りましたが、危険物取扱者乙4とITパスポートはフォーサイトを利用しました。
フォーサイトの教材と動画講義だけでかなりスムーズに合格できた経験からも、フォーサイトをおすすめしています。
やはり全然知らない分野のことを勉強するときは、やはり講義があるかないかで最初の理解のスピードに大きな差があるとその時実感しました。
特にこの講座で目標にしている「診療報酬請求事務能力認定試験」は、医療事務の資格の中で最難関資格なので、なおさら動画講義は必要だと思います。
理由②:取れる資格「診療報酬請求事務能力認定試験」
フォーサイトを選んだ大きな理由は、講座が「診療報酬請求事務能力認定試験」に対応しているからです。
長ったらしくて分かりにくい名前ですが、この資格は医療事務の資格の中で最も難しくて有名な資格です。
他の医療事務の資格は合格率が50%以上はありますが、この資格だけ合格率30%程度です。
ただ、難しいだけあって、最も医療機関からの評価が高い資格でもあります。
だから、①少しでも就職を有利に進めたい人、②勉強時間を確保しやすい学生の人に特におすすめです。
注意:難しいし不便な点もある資格試験です!
他の医療事務の資格は1~2ヶ月程度で取得できますが、この資格ではそれはかなり厳しいです。
また、ユーキャンの「医療事務認定実務者」やニチイの「メディカルクラーク」なら毎月試験をやっていたり、在宅で受験できます。
一方、この資格はそんな便利なことはできません。不便です。
診療報酬請求事務能力認定試験については、以下の記事で詳しく解説しています。
挫折しては元も子もないと思うので、決める前にぜひ一読してください。
値段:47,810円
フォーサイトの講座の受講料は、「47,080円(税込)」です。
ただ、別途送料がかかります。
地域によって送料は異なりますが、例えば、関東や関西の場合の送料は730円です。
これを含めると、合計で受講費用は「47,810円(税込・送料込)」になります。
※送料によって若干誤差があります。
受講費用47,810円+試験受験料9,000円=56,810円かかります。
\フォーサイトの公式サイトはこちら!/
3位:ニチイ学館
通信講座全体ではユーキャンに圧倒的な知名度がありますが、ニチイ学館は医療事務においてはユーキャンと並んで有名です。
理由①:通学コースがある
ニチイの医療事務講座の特徴は、通信だけじゃなく通学講座もある点です。
通信講座おすすめ記事のはずが、通学を理由に挙げるなよって感じですが、人によっては通信教育より直接教わりたいという人もいると思うので…
結構色んなところで教室が開講しています(246教室、2020年2月8日時点)。
3ヶ月コースと1.5ヶ月コースがあって、1.5ヶ月コースは123教室ありました。
平日の昼間にのみ開講の教室もあるので、働いている人はご注意ください。
開講教室と日程はこのページで調べられます(ニチイまなびネット)
また、通学だと受講料も上がりますので、そこもご注意ください。
※費用についてはもう少し↓で解説します。
理由②:取れる資格「メディカルクラーク」
ニチイの講座で対応している資格は、メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)です。
医療事務技能審査試験は、2018年の受験者数が14,635人でした。
ユーキャンが対応している「医療事務認定実務者試験」の14,804人に次いで、2位の受験者数です。
難易度や勉強内容も同じような感じで、毎月試験を実施していて在宅受験もできます。
通信講座だとしてもおすすめできるのは、メディカルクラークがこのような人気資格だからです。
値段:通信61,600円・通学91,850円※
ニチイの医療事務講座(通信コース)を受講するのにかかる費用は、「61,600円(税込・送料込)」です。
通学コースの場合は、「91,850円(同上)」もします。
ただ、ニチイの場合はほとんどいつも何らかのキャンペーンをやっていて、上記の価格よりかなり値段が下がります。
例えば、2020/1/1~3/31の場合、「医療事務2020スタートキャンペーン」によって35%OFFされて以下の値段になっています。
・通信コース…40,040円(税込・送料込)
・通学コース…59,702円(同上)
キャンペーンで通信コース4万円くらい、通学コース59,700円になっているとします。
それに加えて、試験の受験料として7,700円(税込)が必要です。
従って、合計で通信コースは48,000円くらい、通学コース67,000円くらいかかります。
※キャンペーンの割引率によって異なります。
なお、ニチイの公式サイトは以下のボタンから確認できます。
資格取得費用の比較
おすすめの3講座で医療事務の資格を取得した場合の、トータルの費用を比較します。
合計費用 | ユーキャンとの差額 | |
ユーキャン | 53,500円 | ー |
フォーサイト | 56,810円 | +3,310円 |
ニチイ(通信) | 約48,000円~ | -5,500円 |
ニチイ(通学) | 約67,000円~ | +13,500円 |
※すべて「受講料・消費税10%・送料+試験受験料」の合計費用です。
※フォーサイトは送料によって若干ズレる場合があります。
※ニチイは35%オフのキャンペーンが適用されている場合の金額です。キャンペーンがない期間はもっと高いです。
まとめ
個人的にはやはり、自分が受講して資格を取れたユーキャンの講座が自信を持っておすすめできます。
本当はひたすら実際に受けたユーキャンの講座を推す記事を書こうかと思ったのですが、人によって求めているものは違うだろうし、ユーキャンの回し者と誤解も受けたくなかったので(笑)
実際、「診療報酬請求事務能力認定試験」も魅力的な資格なので、勉強を諦めない覚悟があればフォーサイトもイチオシです。
すごい雑にまとめるなら、以下のような感じでしょうか。
・人気1位の講座・資格→ユーキャン
・動画講義が欲しい・就職活動を有利に進めたい→フォーサイト
・通学で取得したい→ニチイ
医療事務の資格10種類についてもまとめています
医療事務は色んな資格があって、講座によって取れる資格が異なります。
資格によって人気や知名度は大きく異なるので、講座を3つ選ぶとき、どの医療事務の資格が取れるかを重視しました。
だからどの講座も、おすすめの理由に取れる資格が入っています。
医療事務の資格については、10種類の資格を比較してランキング形式で解説しているので、他にどんな資格があるのか気になったらご覧ください。
※1~3位の資格は、この記事と同じ順位です。