勉強法

1ヶ月で医療事務の試験に合格した勉強方法【ユーキャン】

医療事務の資格にユーキャンの医療事務講座で受かった勉強方法

1ヶ月(40時間)で医療事務認定実務者試験に合格した勉強方法を解説!

ユーキャンの医療事務講座は、私のような初学者でも簡単に勉強できる、分かりやすい教材でした教材の解説はコチラ)。


ただ一点足りないと感じたのは、教材をどう使うかや、勉強の仕方についての説明がほとんどないことでした。

ネットで調べても、ユーキャンに限らず、医療事務の勉強方法を書いているサイトって全然ありません

なので私は勉強しながらやり方を模索していったのですが、こうしていればもっと効率的に勉強ができた、というのがたくさんありました(私の勉強の記録はコチラ)。

その経験を踏まえて、本記事ではユーキャンの医療事務講座を使った、効率的な勉強方法を詳しく解説します。


「医療事務の資格をとりたいけど、どんな感じで勉強していけばいいんだろう?」

「ユーキャンの医療事務講座を始めたけど、どう勉強していけばいいか分からない!」
って方は、ぜひ参考にしてください。

勉強時間の目安:1~2ヶ月程度(30~50時間)

私はユーキャンの医療事務講座を使って、1ヶ月で医療事務認定実務者試験に合格しました。

1ヶ月間で勉強した時間は40時間、本試験の自己採点結果は88.6%(31/35問)でした。

ちなみに、私は医療関係の仕事は未経験で、周辺知識も一切ありませんでした。


40時間なら、例えば、平日だけ1日1時間勉強するようにすれば、2ヶ月弱の期間です。
休日(週2日)だけ各2時間勉強するなら、2ヶ月強です。

この2倍の勉強ができたり、毎日1時間ちょっとの勉強ができるなら1ヶ月程度になります。

※必要な勉強時間は人によって異なります。ユーキャンは標準学習期間を「4ヶ月」に設定しています(受講期間は8ヶ月間)。





使用する教材:ユーキャンの医療事務講座

テキスト:3冊

テキストは薄いのが3冊あります。

①仕事上のマナー、医療関係の制度、医療事務の仕事の基本
②診療報酬の基本
③レセプトの書き方



問題集 :添削課題集

添削課題集…本試験と同じ4択問題が、75問載っています。



模擬試験:試験対策問題集

試験対策問題集…本試験と同じ形式の35問の模擬試験が、2回分載っています。

問題の難易度は本試験と同じくらいです。



学習サポート集:医科点数便覧

学習サポート集には、医科点数便覧、レセプトの書き方まとめ、専門用語集、人体図など、仕事に関係する資料が載っています。

このうち勉強で使用するのは、医科点数便覧です。


医科点数便覧には、どんな診療をしたらいくらの報酬になるかが表でまとめられています

診療報酬の点数は暗記できる量ではないので、この点数便覧を使いこなせるようになることが重要です。





具体的な勉強方法、各勉強時間

大まかな流れは、以下のような感じです。
※勉強時間は目安です。

(1)テキストを軽く読んで全体像を理解…18~21時間
(2)添削課題集でインプット…9時間
(3)苦手対策orテキスト読みなおし…5~10時間
(4)試験対策問題集でアウトプット…4時間

合計36~44時間

(1)テキストを軽く読んで全体像を理解

まずはテキストを読んで、医療事務の勉強内容や仕事内容のイメージを掴みます

大まかな流れと勉強時間目安は以下の通り。

テキスト①3章:2時間
テキスト②  :4時間
テキスト③  :10~13時間
テキスト①1、2章:2時間

テキスト①:1章(レッスン1だけ)→3章

ここでおすすめのやり方は、テキスト①の1章のレッスン1を読んだら、次は飛ばして3章から始めることです。

テキスト①の1章は仕事上のマナー、2章は医療保障制度と、医療事務の仕事に直結しているものではありません。

順番にやりたければもちろんそれでも大丈夫ですが、3章から読んだほうが面白いと思います。


まずは一番最初のテキスト①の1章のレッスン1で医療事務の仕事のごく簡単な説明がしてあります。

数ページだけなので軽く読みましょう。


その次はそこから一気に後ろのほうに飛んで、3章から本格的に勉強を始めます

3章では医療事務の仕事内容全体について、基本的な部分が解説してあります。

特にレセプトの書き方について書いてある部分は重要なので、しっかり読んでください。


私はテキスト②が医療事務っぽかったので、そこから始めてしまいましたが、それは失敗でした。

テキスト①の3章を読んでないと分からないことがたまに出てきます。


各レッスンの最後に「理解度チェックリスト」という2~6問の穴埋め問題があります。

ほとんど解けないと思いますが、ここは少し頭に入れるように、ちゃんと読んでください

医療保険が分からない→2章の一部も

「健康保険?3割負担?何それ?」っていう方は、2章も軽く読んでください。

このとき、医療法とか後期高齢者とか介護保険とかは飛ばしてください。

「医療保険」ってあるところだけ読んでおけばとりあえず大丈夫です。


あまり読むのに時間をかけないで!

今やっている勉強の目的は、勉強全体のイメージを掴むことです。

最初から細かい内容を全部理解して覚えられるわけがないので、今は軽く流し読みしてください

でも読んでいて面白い部分や気になる部分があったら、それはもちろんしっかり読んだり調べたりしてください。
(私もテキスト③は面白くて、読み終わるのに10時間以上かかりました。)



テキスト②

テキスト②は診療報酬の基本について書いてあります。

ここからはテキスト通りに進めていきます。

やり方はテキスト①と同じです。
流し読みしながら、理解度チェックリストは少しちゃんと読む


重要なのは、テキスト①以上に細かく読みすぎないように注意することです。

例えば、「検査」なんて〇〇検査ってのがいっぱいあって、こんなの覚えてられません。
軽く読み飛ばしましょう。


ペースのイメージは、1時間で30ページ進む感じ。
テキスト②は約120ページなので、4時間で読み終わるような意識で進めてみてください。


テキスト③

テキスト③では、レセプトの書き方について詳しく勉強していきます。

(1)本文
まずは本文を軽く読みます。

「レセプトの書き方」というところは【例】を読んで、解説を読む前に少し考えてどんな感じのレセプトになるかイメージします。


(2)レセプト記入例
各レッスンの最後には、理解度チェックリストの代わりに、「レセプト記入例」ってのがあると思います。

「○○の場合→解説」という感じで書いてあると思いますが、解説を隠して読まずに考えます。

「学習サポート集」の点数便覧を使いながら、「何点になるか、レセプトにはどんな感じで書けばいいのか」をイメージします。

実際に書いてみても良いです。


(3)カルテ実習
途中で「カルテ実習」という章がいくつか出てくると思いますが、ここは点数便覧を使いながらちゃんと解きます

分からなければ、テキストを読みなおしながら解きます。

テキストの最後に白紙のレセプトがあるので、それをコピーして書くのがおすすめです。
コピーが面倒なら、チラシの裏に上書き欄と点数欄と摘要欄を書くだけでもいいと思います。


(4)レセプト作成実習
テキストの最後にレセプトを作成する問題が3問あると思います。

これもカルテ実習と同じようにしっかりやります。

ここでも点数便覧は使いますが、テキストは読まずに解いてみます

答え合わせをして間違えた部分は、しっかりテキストを読みなおしてください


私はテキスト③が実務的で面白くて、軽く読むつもりが、10時間半かけてしまいました。

でもそのおかげで、1周しただけでかなりレセプトは書けるようになりました。

点数便覧が重要

診療報酬点数なんて色々ありすぎて、覚えられるわけありません。

点数便覧を試験で上手く使えるようになることが重要です。

そのために、テキスト③をやるときは積極的に便覧を使うようにしましょう。



テキスト①:1章、2章

テキスト①の1章と2章をやってないと思うので、ここを読みます。

やり方はテキスト①の3章と同じです。

1章は仕事上のマナーで、そんな難しくないです。

2章は医療法と医療保険を中心に読みます。後半の後期高齢者とかは流し読みで。




(2)添削課題集でインプット

添削課題集を問題集として使います。

まだテキストを1周読んだだけなので、ほとんど解けないと思います。

でも、すぐにテキスト2周目を読んでも、マンネリで退屈に感じてしまいます(私がそれで失敗しました)。

そのため、この課題集を解くためのアウトプット教材ではなく、覚えるためのインプット教材として使います

4択すべてをテキストで調べる

掲載されている問題はすべて4択ですが、この4択一つ一つの肢をテキストで調べて、書いてある部分にマーカーを引きます

問題はほとんどがテキストに書いてある順番で載っているので、問題を進めるのと同時にテキストも探しながら読みます

それと、課題集のページの下のほうにでも解答番号を書いておきます。


課題集には第1回、第2回とありますが、それぞれテキスト①、②に対応しています。

やる順番は好きなほうからでいいです(私は第2回からやりました)。

総合課題で実力確認

最後に総合課題として、本試験と同じ形式で35問の問題があります。

これを点数便覧のみ使って、60分くらいで解いてみます。

テキストは使わずに、一回ここで実力を把握します。


解き終わったら、第1回、2回と同じように4択をそれぞれテキストで調べてマーカーを引きます

同時に採点もして、何点くらい取れるか確認します。
もしかしたらこの時点で60点以上取れるかもしれません。

添削課題集 勉強時間の目安

課題1回につき各3時間で、3回あるので合計9時間です。





(3)苦手対策orテキスト読みなおしor課題集解きなおし

総合課題で苦手な部分がハッキリしていれば、そこを重点的に勉強します。

特にハッキリした苦手ががなければ、テキストを読みなおすか課題集を解きなおします

テキストは(3)でマーキングしているので、メリハリをもって読むことができるようになっています。

問題を解きたければ課題集を解きなおします。

勉強時間の目安

ここの勉強時間の目安は5~10時間ですが、ここは自分が気が済むまでやります。

めんどくせえ!って人は、飛ばして先に(4)をやっても良いと思います。





(4)試験対策問題集でアウトプット

試験対策問題集は本試験と同じ形式の問題が2回分掲載しています。

模擬試験みたいなものです。

これを点数便覧を使いながら解きます。

難易度は本試験と同じくらいなので、これで合格点が取れていれば本試験でも合格点が取れると思います。

試験対策問題集 勉強時間の目安

問題解答に1時間、答え合わせと間違えた部分のテキスト読みなおしで1時間。

これが2回あるので、勉強時間は合計4時間が目安です。





ここまでやれば受かる

ここまでやれば、本試験では合格点どころじゃなく高得点が取れるんじゃないかと思います。

ちゃんとためになるようなやり方でもあるので、これで医療事務の仕事に必要最低限の知識は身についたと思います。

\ユーキャンの公式サイトはこちら!/

ユーキャンの医療事務講座

筆者が実際にユーキャンの医療事務講座を受講した体験談を以下の記事にまとめました。

教材のレビューや資格試験の解説のほか、ユーキャンはどんな人におすすめできるか・できないかなども詳しく解説しています。

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