医療事務のおすすめの通信講座や資格を徹底解説!
医療事務の通信講座や資格って、人気の資格なだけあっていっぱいあります。
正直、最初に調べたときはすごく分かりにくいと思います(私もそうでした)。
・どんな仕事内容でどんな勉強をするの?
・どの通信講座がいいの?
・どの資格がいいの?
・ユーキャンの医療事務講座ってどうなの?(実体験レビュー)
・どうやって勉強すればいいの?(勉強方法)
こんな疑問を感じているなら、このページを読むことで全部分かるようになります。
私はユーキャンの医療事務講座を使って、1ヶ月で医療事務認定実務者試験に合格しました。
医療関係の仕事は未経験で、周辺知識も一切ありませんでした。
その経験に基づいて、ユーキャンの医療事務講座って実際どうなのかについても、全部レビューしたいと思います。
医療事務の資格では何を勉強するの?
医療事務の通信講座や資格について解説する前に、
・医療事務はどんな仕事内容で、
・資格はどんな勉強をするのか
簡単に解説します(知っている人は飛ばしてください)。
レセプトを書くための知識を中心に勉強
医療事務の仕事は医療機関における事務作業全般にわたります。
その中でも特に専門性が高いのが、「レセプト業務」です。
私たちが病院で診療を受けても、そこで支払う診療費用は3割など、一部分だけだと思います。
もちろん、残りの7割は値引きしてくれているわけじゃありません。
健康保険組合のような保険者に対してその分は請求します。
その請求書が「レセプト」で、レセプトを書いて保険者に診療費用の請求をすることを「レセプト業務」といいます。
レセプトを書くためには、各診療行為がいくらの診療報酬になるのか分からなくてはいけません。
レセプトの形式は決まっているので、その書き方も覚える必要があります。
医療事務の資格試験では、そのような「診療報酬算定の基礎」や「レセプトの書き方」を中心に問われます。
したがって、医療事務の通信講座でもそれらを中心に勉強します。
医療事務に必要な基礎知識が習得できる
「健康保険組合?3割負担?何それ?」って人も大丈夫です。
試験では医療事務に関係する法律や制度についても問われますが、これも通信講座で勉強します。
また、レセプト業務の他に窓口の「受付業務」も、医療事務の重要な仕事です。
受付業務においては患者さんとの適切な接し方やマナーが重要です。
このように、医療事務の仕事は結構幅広いもので、資格試験でもそれぞれ問われます。
もちろん通信講座もそれに対応しています。
つまり、資格試験の勉強を通して、医療事務の仕事をするのに必要な基礎知識が習得できるようになっています。
医療事務の資格は必須?
必須じゃないけど、絶対あったほうがいい
医療事務の仕事を始めるために、資格は必須ではありません。
医療事務の求人を見ても、資格不問の求人はたくさんあります。
それでも、医療事務の仕事がしたいなら資格を取っておくことを強くおすすめします。
採用条件に資格が含まれていなくても、資格を持っていれば評価されることは間違いありません。
それに、医療事務の資格を取得するのは、そんなに難しいことじゃありません。
知識なしで医療事務の仕事を始めるほうがよっぽど難しいというか、他の人に迷惑をかけそうで怖いです。
そうならないためにも、仕事を始める前に必要な基礎知識を習得してしまったほうが安心できると思います。
ただ、医療事務の資格や通信講座は(無駄に)たくさんあります。
何がどう違うのか、すごく分かりにくいと思います。
そこで、ここからは私の実体験と徹底的なリサーチをもとに、おすすめの通信講座と資格を解説します。
医療事務のおすすめ通信講座ベスト3
1位:ユーキャン
理由①:自分が受講して良かったと感じたから
ユーキャンの医療事務講座を1位にした最も大きな理由は、やはり自分が受講してスムーズに資格を取得できた経験からです。
医療関係の仕事は未経験だし、もちろん勉強も全くしたことがありませんでした。
それでも全然困らないような分かりやすい教材のおかげで、1ヶ月の勉強で資格を取得できました。
ちなみに、私の場合は40時間の勉強時間で合格できました。
理由②:取れる資格「医療事務認定実務者」
数ある医療事務の資格のなかで、最も受験者数の多い人気資格です。
試験範囲も、医療事務の仕事に必要な基礎知識が幅広く学べるような内容です。
難易度もあまり高くなく、2018年の合格率は72.7%でした。
毎月試験が実施していたり、在宅受験ができたりと受けやすい試験でもあります。
※この資格については、もう少し↓のおすすめの資格のところで改めて解説します。
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2位:フォーサイト
理由①:講義動画がある
フォーサイトは、講義を動画で見ることができる点が大きな特徴です。
PCはもちろん、スマホでも専用アプリで快適に講義動画が見れます。しかもテキストも読めます。
だから、通勤・通学中など外出先でも講義やテキストを見ることができます。
私は医療事務はユーキャンで取りましたが、乙4とITパスポートではフォーサイトを利用しました。
講義動画のおかげで、最初の理解がしやすくてかなりスムーズに合格にできました。
その経験からも、フォーサイトをおすすめしています。
理由②:取れる資格「診療報酬請求事務能力認定試験」
フォーサイトを選んだ大きな理由は、講座が「診療報酬請求事務能力認定試験」に対応しているからです。
この資格試験は、医療事務の資格の中で最も難しい試験です。
でも難しいだけあって、最も医療機関からの評価が高い資格でもあります。
※この資格についても、もう少し↓のおすすめの資格で解説します。
3位:ニチイ学館
理由①:通学コースがある
通信講座のおすすめなのに、通学コースがおすすめ理由なのはおかしいですが…
通信講座なら上記2社がおすすめです。
もし通学で取得したい場合は、ニチイが全国各地で開講しているので一番おすすめです。
理由②:取れる資格「メディカルクラーク」
ユーキャンが対応している「医療事務認定実務者試験」に次いで、2位の受験者数です(2018年)。
難易度や勉強内容も同じような感じで、毎月試験を実施していて在宅受験もできます。
また、1974年から実施している資格試験なので、かなりの知名度があります。
上記3つの講座について、以下の記事でもっと詳しく解説しています。
それぞれについてより詳しく書いているほか、費用なども書いています。
医療事務のおすすめの資格
医療事務の資格に国家資格はありません。
だから、民間資格がたくさんあります。
私は10種類の医療事務の資格を比較して、その中で特におすすめの資格を2つに絞りました。
その2つの資格について解説します。
医療事務認定実務者
ユーキャンの医療事務講座だけが対応している資格です。
私も取得しています。
人気1位の医療事務資格
数ある医療事務の資格のなかで、「医療事務認定実務者」は最も受験者数の多い人気資格です(14,804人、2018年)
※実情は、ユーキャンの講座がめちゃくちゃ人気なのが1位の理由です。
ちょうどいい難易度
短期間で、医療事務の仕事に必要な基礎知識を習得できます。
資格の勉強を通じて、レセプトの書き方や診療報酬に加えて、マナーや医療制度など幅広い知識を学べます。
1~2ヶ月の勉強で合格できるような難易度です。
私の場合、40時間で合格しました。
※必要な勉強時間は人によって異なります。
2018年度の合格率は72.7%です。
医療事務の他に女性の人気資格といえば、保育士や登録販売者が挙げられます。
保育士は20%程度、登録販売者は40%程度なので、それと比べるとかなり取得しやすい資格だと思います。
受験しやすい試験制度
毎月試験が実施されているので、自分の勉強の進捗に合わせて試験を受けることができます。
また、在宅受験ができる点もすごい便利でした。
診療報酬請求事務能力認定試験
「医療事務認定実務者」は誰にでもおすすめできる資格でしたが、こっちは人を選びます。
この資格は、医療事務の資格の中で1番難しい資格試験です。
他の医療事務の資格は合格率が50%以上はありますが、この資格だけ合格率30%程度です。
なので、勉強時間が確保しづらい人や勉強が苦手な人にはおすすめできません。
挫折したら元も子もないです。
また、「医療事務認定実務者」と違って、試験は7月と12月の年2回です。
在宅受験もできません。
でも、難しい分、医療事務資格で最も価値の高い資格なのは魅力的です。
だから、勉強時間を確保しやすい学生や、勉強を諦めずに続けられる自信がある人にはおすすめの資格です。
※就職活動を有利に進めたい人にもおすすめですが、試験勉強の時間を就職活動に充てたほうが早く就職できる可能性もあります。
※もし上記以外の資格はどんな感じなのか気になりましたら、以下の記事で10種類の資格について解説しています。
また、以下の記事では10種類の資格について、受験者数と合格率でそれぞれランキングを作りました。
通信講座と資格の選び方まとめ
診療報酬請求事務能力認定試験に合格できるなら、それが一番望ましいです
でも難しい試験なので、挫折する可能性を考えると誰にでも薦められるものじゃありません。
勉強時間が確保しやすかったり、勉強が得意なら一番おすすめです。
そうでないなら、ユーキャンかニチイがおすすめです。
医療事務認定実務者とメディカルクラークは、どちらも合格率が7割程度あって取得しやすいです。
通学で資格をとりたいなら、ニチイがおすすめです。
通信講座なら、ユーキャンが一番おすすめです。
個人的には、私がユーキャンを実際に受講してスムーズに資格を取得できたので、ユーキャンは自信を持っておすすめできます。
では、ユーキャンの医療事務講座はどんな感じなのか、ここから解説していきます。
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なお、ここから書くユーキャンのレビューは、以下の記事の要約みたいなものです。
以下の記事では、もっと詳しくユーキャンの医療事務講座についてレビューしています。
【ユーキャン】テキストなど教材レビュー
テキスト:3冊
①仕事上のマナー、医療関係の制度、医療事務の仕事の基本(136p)
②診療報酬の基本(124p)
③レセプトの書き方(176p)
テキストは薄く3冊に分かれていました。
合計で430ページくらい。
分かりやすくまとまっているってのもあって、結構スラスラ読めます。
問題集:添削課題集
本来これは解いた解答をユーキャンに送って添削してもらうものです。
でも私は、これをほとんど解かずに、1問ずつテキストと照らし合わせて「インプット」として使いました。
27ページ、75問しかないのですが、これで十分な実力が付きました。
模擬試験:試験対策問題集
本試験と同じ形式・同じ難易度で35問の問題が構成されています。
それが2回分あります。
私はこれを「模試」みたいな感じで使いました。
テキストと添削課題集である程度知識をつけてから、「アウトプット」として実力の把握使うのがいいと思います。
※↑の記事では、教材と一緒にユーキャンから送られてきたものをすべて解説しています。
【ユーキャン】私の実際の勉強記録
合計40.5時間の勉強
(1)テキストを軽く読んで全体像を理解
(2)添削課題集でインプット
(3)試験対策問題集でアウトプット
全体の流れはこんな感じです。
それぞれにかかった時間は、以下のような感じです。
テキスト通読 | 22.5時間 |
添削課題集(インプット) | 6時間 |
テキスト読みなおし | 5時間 |
問題演習(アウトプット) | 7時間 |
合計で40.5時間でした。
レセプトの書き方の勉強が特に面白かったです。
勉強していくと、「ここはこう書いて、これは何点で…」みたいにだんだん分かってきます。
ササっとレセプトが書けるようになると気持ちいいですよ。
おおまかな流れだけ書きましたが、以下の記事では1日ごとの勉強の記録をまとめています。
どんな感じで勉強したのか、もっと詳しく知りたい場合はご覧ください。
勉強方法:ユーキャンの欠点
ユーキャンの教材自体は、初学者の自分でも簡単に理解できるような分かりやすいものでした。
ただ、その教材の使い方についてはほとんど解説がありませんでした。
ユーキャンの医療事務講座の唯一感じた欠点は、この「勉強方法や教材の使い方についての解説の少なさ」です。
勉強にあまり慣れていない人は、教材だけ渡されてもどう勉強したらいいのか分からないんじゃないかと思います。
当サイトで勉強方法は解説
そう考えて、この点について、当サイトでカバーしています。
以下の記事で、私が実際に勉強して合格した経験を踏まえて、効率的な勉強方法について詳しく解説しました。
私は合計40時間の勉強をして、本試験では88.6%の正答率でした。
※合格基準は60%だから、合格するだけならもう少し短い時間でいけました。
そのやり方をベースに勉強方法を考えているので、似たような時間で医療事務認定実務者に合格できるんじゃないかと思います。
※必要な勉強時間は人によって異なります。勉強時間は参考程度にしてください。
ユーキャンのおすすめポイントまとめ
ここまで、私の実体験に基づいてユーキャンの医療事務講座のレビューをしてきました。
改めて、ユーキャンをおすすめしている理由のうち主な5点についてまとめます。
①ユーキャンだから教材が分かりやすい
ユーキャンの教材は、初学者の私でも簡単に理解できて、スムーズに勉強が進められるような分かりやすい内容でした。
ユーキャンの唯一の残念ポイントは、教材は分かりやすいのに、その使い方の解説が少ないことでした。
でもそれについては、当サイトの勉強方法の解説記事を参考にしてもらえればカバーできます。
②資格試験が一番人気
ユーキャンが対応している、「医療事務認定実務者」は医療事務資格のなかで2018年の受験者数が最も多い資格でした。
※この試験にはユーキャンだけが通信講座で対応していて、それで受験者数1位です。
あくまでそこからの推論ですが、ユーキャンは医療事務の通信講座のなかで1番人気ではないかと思います。
③毎月試験があって、在宅受験もできるから資格が取得しやすい
医療事務認定実務者試験は、毎月実施されているので、自分のペースに合わせて受験できます。
在宅受験もできるので、家を空けなくていいし、好きな時間に試験を受けられます。
このように、試験制度的にも他の人気資格より取得がしやすいようになっています。
④仕事に必要な基礎知識が習得できる
・レセプトの書き方や診療報酬についての基礎知識
・医療事務のマナーや患者さんとの接し方
・医療保険制度
・医療事務の仕事全体の基礎知識
このように、資格試験の勉強を通して、医療事務の仕事に必要な幅広い基礎知識が習得できます。
⑤試験は難しくないから合格しやすい
幅広い基礎知識の習得を目的としているので、あまり深く掘り下げるようにはなっていません。
だから、短期間で知識の習得、資格の取得ができます。
※2018年の合格率は72.7%。
私の場合は、40時間で合格しました。
40時間なら、例えば、平日だけ1日1時間勉強するようにすれば、2ヶ月弱の期間です。
休日(週2日)だけ各2時間勉強するなら、2ヶ月強です。
この2倍の勉強ができたり、毎日1時間ちょっとの勉強ができるなら1ヶ月程度になります。
※上記は40時間の場合の勉強スケジュールの例です。必要な勉強時間は人によって異なります。
※ユーキャンは標準学習期間を「4ヶ月」に設定しています(受講期間は8ヶ月間)。
ユーキャンがおすすめな理由 総まとめ
色々書いてきましたが、ユーキャンがおすすめな理由を総まとめすると、「自分が受講して、分かりやすい教材でスムーズに合格できたから」です。
「医療事務の通信講座は、どれがいいんだろう?」
「ユーキャンの医療事務講座って、どうなんだろう?」
こんな感じで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ユーキャンの医療事務講座は、以下のユーキャン公式サイトから申し込むことができます。
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