この記事では、ユーキャンの医療事務講座の教材などについて、送られてくるものすべてを紹介しています。
ここまで具体的に書いているサイトは他にないと思います。
医療事務の講座を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
まとめ
テキストは以下の3冊があります。
①仕事上のマナー、医療関係の制度、医療事務の仕事の基本(136p)
②診療報酬の基本(124p)
③レセプトの書き方(176p)
問題集…添削課題集(75問)
模擬試験…試験対策問題集(2回分)
これらを使って勉強することで、医療事務の仕事をするのに必要な基本知識が学べます。
試験対策としても、これだけで初学者でもほぼ満点が狙えるくらいまでいけます。
テキスト① 医療機関で働くための基本
136ページ。3章構成。
1章:医療機関で働くための接遇とマナー
社会人としての基本的な振る舞いから、医療機関特有の患者さんとの関わり方まで学びます。
社会人としての経験がある方なら、書いてあることのほとんどは常識となっていると思います。
学生の方など、社会人経験がなければ勉強になると思います。
2章:医療機関で働く前に知っておきたい法律と制度
医療関係の制度、医療保険制度や後期高齢者医療制度などの基礎を学びます。
日本の医療保障制度は、医療保険や介護保険など、様々な公的保険制度によって成り立っています。
仕事をしていれば、健康保険という形で毎月給料から天引きされていたり、国民健康保険を市町村に納めていると思います。
それが医療保障制度の1つである、「医療保険」です。
これを払っているおかげで、病院で医療費を支払うときには(基本的に)3割だけ払えばいいようになっています。
こういった医療保障制度を中心に、医療事務に従事するのに必要な法律や制度を勉強していきます。
3章:一部負担徴収からレセプト請求までの流れ
医療事務の仕事の全体像が書いています。
ここを読むことで、医療事務がどんな仕事をするのか、全体像が見えてきます。
窓口で受付したり、料金を計算したり、カルテの一部を書いたり、レセプトを作成したり。
それぞれの基本が書いてあります。
レセプトについては、ここで基礎を勉強して、3冊目ではより細かい書き方を勉強します。
この3章から医療事務の勉強っぽくなります。
勉強を始めるなら、基本的にはここから始めるのがおすすめです。
テキスト② 診療報酬の基本
124ページ
医療機関でどんな診療をしたらいくらの報酬になるかを、厚生労働省が細かく決めています。
医療事務では、医師が書いたカルテの内容から「どんな診療か」を判断して、「いくらの報酬になるか」を計算します。
診療内容ごとにいくらの報酬になるのかは、別冊の「学習サポート集」にかなり分かりやすく表にまとめられています。
でもそれだけだと簡潔すぎて最初は分からないので、この2冊目のテキストでどんな診療をしたらいくらの報酬になるのかといった、診療報酬について細かく学びます。
テキスト③ レセプトの書き方
176ページ
病院で診てもらったとき、窓口では医療費の3割とか一部だけを支払っていると思います。
じゃあ残りの7割は割引してくれてるのかというと当然そんなわけなくて、健康保険協会(協会けんぽ)や市町村といった保険者が代わりに支払います。
「いくら医療費がかかったのでこれだけ支払ってね」と保険者に請求するために、「レセプト」という診療報酬の明細書を保険者に送ります。
このレセプトをもとに保険者は医療機関に診療報酬を支払うため、レセプトを書くのは医療事務の重要な業務です。
そのレセプトの書き方について、3冊目のテキストで勉強します。
試験対策問題集(医療事務認定実務者試験)
医療事務認定実務者試験は35問で構成されています。
この問題集は本試験と同じ形式で、2回分の練習問題とその解答解説が掲載されています。
いわゆる模擬試験です。
添削課題集
問題集みたいな感じで、計75問が掲載されています。
添削課題マークシート解答用紙と提出用封筒が同封されていて、解答をマークシートに書いて、提出用封筒でユーキャンに送ることで添削してもらえます。
学習サポート集
160ページ中50ページくらいは、診療報酬点数表(医科)になっています。
試験でレセプト問題を解くときは、この点数表を見ながら解きます。
残りはレセプトの書き方が簡単にまとまっていたり、医療用語や人体図などが書いています。
初学者でも簡単に勉強できる
私は医療関係の実務経験も知識も一切ない、完全に初学者の状態からこれらの教材だけ使って勉強しましたが、1ヶ月で合格レベルになりました。
ちょっとでも専門的な用語は、その都度補足の解説があるため、初学者でもまったく悩まずにスムーズに勉強ができます。
1ヶ月で医療事務の仕事を始めるために最低限必要な知識はついたと思います。
教材の使い方
ユーキャンの医療事務講座は初学者にもやさしい作りになっていると思いますが、1点だけユーキャンの教材で足りないと感じたのは、これらの教材をどう使っていくか?という点。
つまり勉強の仕方・教材の使い方についての説明が足りていないと感じました。
勉強にある程度慣れていればざっと見て「こんな感じで勉強していこう」とイメージができるかと思いますが、そうじゃない方は最初困惑するかもしれません。
以下の記事で、私が実際にユーキャンの医療事務を1ヶ月勉強して合格した経験をもとに、誰でもできる勉強法について詳しく解説しています。
この記事を読めば勉強に慣れていない人でも教材の使い方や勉強の仕方が分かって、スムーズに勉強ができると思いますので、ぜひ参考にしてください。
その他の送付物
ここからは学習に直接の関係はない、上記以外のすべての送付物を紹介します。
ガイドブック
質問の仕方や教材の使い方など、勉強を進めるための案内が書いてあります。
お知らせと提出用紙
主に試験についての案内が書いてあります。
この冊子に受験申込書が2枚ついているので、受験するときはここにある受験申込書を書いて試験団体に送ればOKです。
よくわかる医療事務(DVD)
①どんなところで働くのか?
②どんな仕事なのか?
③どんな働き方があるのか?
④マナー・心構え
これらについての映像です。
就職ガイド
履歴書の書き方や面接のマナーなど、求職時に必要なことが書いています。
その他のその他
・利用規約みたいな紙
・「学びオンラインプラス」ご利用ガイド
・郵便料金に関するお知らせ
・ユーキャンの講座案内
・文房具セットのご案内
\ユーキャンの公式サイトはこちら!/
私は、実際にユーキャンの医療事務講座を受講して1ヶ月の勉強で合格しました。
その体験談を以下の記事にまとめました。
教材のレビューや資格試験の解説のほか、ユーキャンはどんな人におすすめできるか・できないかなども詳しく解説しています。