乙4の資格が必要だけど、どう勉強すればいいのー!
この記事読んでー!
この記事では、危険物取扱者乙4の勉強方法について解説します。
私は、乙4に1ヶ月弱(36.5時間)で合格しました。
その時の勉強方法をもとに、より効率的な勉強になるように考えました。
ちなみに、物理・化学の知識は全然なかったよ
オーソドックスな勉強方法なので、一夜漬けでうかる!とかじゃありません。
ですが、誰にでも取り組めるような勉強方法です。
・乙4ってどう勉強すればいいんだろう?
・どのテキスト使えばいいんだろう?
・乙4に合格するまで何時間の勉強が必要?
勉強時間の目安:25~50時間
目標は「35時間」
私の場合、危険物取扱者乙4に「36.5時間」で合格しました。
勉強方法は、この記事に書いてあるのとほぼ同じやり方です。
ちなみに私は文系で、物理・化学はまともに勉強してきませんでした。
理系の方など、物理・化学が分かるなら、30時間未満で受かることも可能だと思います。
この記事では、理系知識が全然ないという前提で、勉強時間を計算しています。
その上で、合計「35時間」で危険物取扱者乙4に合格を目指す勉強方法を書いています。
一夜漬けで合格は難しい
1時間で受かる方法教えて!
さすがにキツイって…
よくネットでは、「乙4は一夜漬けでも受かる」とか舐められていますが、それはかなり難しいと思います。
①理系の人が、②問題集を詰め込んで、③運が良ければ一夜漬けでも受かると思います。
合格率はここ数年上昇していますが、それでも40%程度です。
世間のイメージほど簡単な試験ではありませんでした。
この記事で解説する勉強方法は、一夜漬けで受かるようなものではありません。
誰でも取り組めるような勉強方法を、できる限り効率的にしたものです。
私が実際どんな感じで勉強していたかは、以下の記事に書いています。
それぞれ勉強した日数や時間なども細かく書いているので、こちらもぜひ参考にしてください。
使用するテキストや問題集
使用するテキストや問題集は、すべてフォーサイトの教材です。
独学でも近い再現はできる勉強方法だよ
①講義動画 | 理解 |
②テキスト | 理解+知識の整理 |
③問題集 | インプット |
④模擬試験 | アウトプット |
これらをメインに使って勉強します。
※過去問など、無料の問題も一部使用します。
危険物取扱者乙4の勉強にかかる費用
待って、通信講座かよ!高いから無理!
1万円で受講できるよ
独学のメリットといえば、「費用が安い」ことだと思います。
一方、通信講座は「高い」のがデメリットです。
確かに、例えばユーキャンの危険物取扱者乙4講座は「39,000円」もします。
やっぱ高い…
フォーサイトは1万円で受講できる
でも、フォーサイトの乙4講座は、「約1万円」で受講できます。
独学と大して変わらない値段で、講義動画も見れるし、教材も揃います。
講義動画があるのはすごい大きいよ
この記事では、フォーサイトの教材を使う前提で解説します。
フォーサイトの場合はどんな感じで勉強して、何時間くらいで受かるのか、とりあえずでも見てみてください。
①講義動画
講義がフォーサイトの一番の魅力!
講義は、テキストの内容に沿って進められます。
動画は等倍のほかに、1.5倍速でも視聴できます。
私はできるだけ早く問題集に取り組みたかったので、1.5倍速で見ました。
講義動画の合計時間は、等倍だと480分、1.5倍速だと320分くらいです。
この記事の勉強方法では、講義は最初に理解をするときに使います。
独学でテキストに書かれていることをただ読むだけより、講義があるとかなり理解しやすかったです。
独学でもテキストや問題集は色々ありますが、講義動画で学習できるのは独学にはないメリットです。
動画はPCはもちろん、スマホでも専用アプリで見られます。
あらかじめダウンロードもできるので、通勤電車など外出先でも通信量を気にせず視聴できます。
講義は5分とか細切れで、スキマ時間にも勉強しやすいよ
②テキスト
テキストは3冊に分かれていて、それぞれ乙4の試験科目3つに対応しています。
①危険物に関する法令
②基礎的な物理学及び基礎的な化学
③危険物の性質並びにその火災予防方法及び消火の方法
それぞれのページ数は以下の通りです。
①101ページ
②72ページ
③57ぺージ
計230ページ
テキストはこの記事の勉強法では、
①講義に合わせて軽く読み進めて理解
②ある程度知識が付いたら、その知識を整理する
という2つの使い方をします。
どんな感じ?
厚さは市販のテキストと同じような感じです。
でも、フルカラーで、ゆとりのあるレイアウトで書いてあるので、結構スラスラ読めます。
物理・化学が苦手なんだけど…
僕もこれまでまともに勉強したことなかったけど大丈夫だったよー
テキストのサンプルを、フォーサイトの公式サイトで見ることができます。
危険物取扱者乙4のサンプルテキスト(フォーサイト)
③問題集
問題集も、テキスト同様の分け方で3冊あります。
この記事の勉強法では、問題集はインプットに使います。
実力の把握ではなく、覚えるために解きます。
アウトプットは模擬試験などで行います。
それぞれのページ数は以下の通りです。
①235ページ
②159ページ
③91ぺージ
計485ページ
え、多くない?
厚いけど問題数はちょうどいいくらいだったよ
ページ数は多いですが、問題自体は見開き1ページに2問程度しかありません。
問題数は合計500問くらい!
重要な部分を重点的に勉強
問題数が500問は多いと感じるかもしれません。
ですが、それだけ覚えることがあるわけじゃありません。
フォーサイトの問題集は、重要な部分を重点的に繰り返し解くようにできています。
だから、解いていくうちに、重要な部分は勝手に覚えていけます。
なので、この記事の勉強方法は、テキストを読んで必死に暗記…みたいなことはしません。
④模擬試験+α
乙4本試験レベルの模擬試験が、1回分ついています。
本試験にそっくりの問題用紙と解答用紙で解けます。
解答用紙なんてほぼ本物だよ
でも、1回分しかないの?
そう、ここがフォーサイトの唯一のマイナスポイントだったよ
でも、それはちゃんとカバーできるから大丈夫!
この記事の勉強方法では、模擬試験はアウトプットに使います。
ただ、アウトプットが模擬試験1回だけじゃちょっと不安です。
なので、無料で使える実践問題を使います。
まず、試験実施団体の「消防試験研究センター」のHPには、1回分だけ過去問が公表されています。
消防試験研究センターの過去問
さらに、乙4の模擬試験が無料でできるサイトがあります。
乙4模擬試験(ぜんせきweb)
5回までは無料で受けられます。
解き終わったら自動で採点してくれて、解説も付いているすごいサイトです。
①フォーサイトの模擬試験 1回
②過去問 1回
③ネットの模擬試験 1回
合計3回もアウトプットできれば十分でした!
ここでは簡単に主な教材について説明しましたが、以下の記事ではもっと詳しく解説しています。
教材の良いところ・悪いところなども書いてあるので、ぜひ参考にしてください。
\フォーサイトの公式サイトを見てみる/
危険物取扱者乙4の具体的な勉強方法・勉強時間
全体の流れ:勉強時間 合計35時間
①講義動画+テキストで、全体の軽い理解
②問題集を解いて、インプット
③テキストを読みなおして、知識の整理
④模擬試験などを解いて、アウトプット
⑤弱点対策→アウトプット
それぞれにかける時間の目安は↓くらい
①講義動画+テキスト | 7h |
②問題集 | 19h |
③テキスト | 2.5h |
④模擬試験 | 1.5h |
⑤弱点対策→アウトプット | 5h |
合計 | 35時間 |
勉強時間は目安です。
物理・化学を高校でちゃんと勉強していた人は、30時間未満で合格できるかもしれません。
私は全然勉強してなかったので、このくらいかかりました。
逆に、35時間以上かかる人もいると思います。
(それでも、50時間以内にはいけると思いますが…)
①講義動画+テキスト:理解【7時間】
まずは講義動画を見ながらテキストを流し読みします。
これで、全体を軽く理解します。
動画の時間は、以下の通りです。
・1.5倍速…320分(5時間20分)
・等倍 …480分(8時間)
1.5倍速だと、最初から全部を理解はできません。
でも今は重要な部分だけでも分かれば十分です。
・1.5倍速で講義視聴 5.5時間
・分からないところの復習 1.5時間
これで合計7時間を見込んでいます。
まずは1.5倍速で
最初は試しに1.5倍速で見てみてください。
ちょっと速すぎるかなー
それなら、等倍で見よう!
等倍の場合は2時間くらい増えますが(合計9時間)、無理に進めるより全然良いです。
逆に、物理・化学が分かる人は、その部分を飛ばしたらもっと速く進めます。
最初から全部理解できるわけありません。
今は簡単に全体を理解するだけで十分です。
なので、よく分からない部分があっても基本的に途中で動画を止めないようにします。
最初にテキストを読むときって、分からないことだらけでなかなか読むのが進まないんですよね。
でも、これなら講義がどんどん進んでいくので、テンポよく進められます。
②問題集 :インプット【19時間】
講義動画で全体の軽い理解はできたと思うので、問題集を解いてインプットします。
分からない問題が多いと思いますが、今はあくまでもインプットです。
当てる目的じゃなく、覚えるのが目的と割り切って進めます。
問題集の1周目が一番大変!がんばれー!
7割以上解けるまで繰り返す
問題集は、問題の7~8割を解けるようになるまで繰り返します。
私の場合、
1周目 12.5時間
2周目 6.5時間
合計19時間かかりました。
19時間というのは目安なのであまり意識せずに、とにかく7割以上解けるよう繰り返します。
もし現状の実力が気になったら、ここで過去問や模擬試験をやってみても良いと思います。
ちなみに私は、気になりすぎて問題集を1周した後にやってみたけど、不合格でした。
ここまでで26時間も使っています。
なので、時期的には乙4の試験日が近づいているかもしれません。
私もこの時点で試験まで1週間を切っていたので、大丈夫なのか不安になりました…。
でもここまでくれば実力が付いているから大丈夫!
③テキスト:知識の整理【2.5時間】
問題集を7割以上解けるようになっていれば、乙4の合格に必要な知識はだいぶ身についたと思います。
ただ、問題集を解くだけだと知識がバラバラで、問題集とは違う問われ方をしたら解けない可能性があります。
なので、ここでテキストを読みなおすことで、問題集でインプットしたバラバラの知識を整理します。
特に、各規制はどの施設が対象なのかは混乱しやすいです(テキスト①)。
例:定期点検の対象となる製造所等はどこか
あとは、第4類危険物の特徴では、似たような物質間の違いを意識して読んでみてください(テキスト③)。
あとは苦手意識があるとこを重点的に!
テキストを読むのはここがベスト
最初からテキストを読んでもイメージが上手くできなくて、読むペースが遅くなってしまいます。
例えば、「貯蔵・取扱いの共通基準」は13もあって、最初に読んだときは全然頭に入らなかったと思います。
それが問題を何度も解いた今なら、イメージが掴めているので理解しやすくなっているはずです。
だから、テキストを読むのはこのタイミングが最適と考えます。
試験は選択式なので、暗記をする必要はありません。
例えば、「貯蔵・取扱いの共通基準」を、何も見ないで言える必要はありません。
これが選択肢に出てきたとき、正誤さえ判断できれば十分です。
消去法でも当たればOK!
④模擬試験:アウトプット【1.5時間】
模擬試験を解いて、実力を把握します。
フォーサイトの模擬試験は、問題用紙も解答用紙も本番そっくりです。
特に解答用紙は、縦書きのちょっと変わったマークシートなので、ここで慣れておきます。
各科目で6割取る必要があるから気を付けてー!
結果の分析が重要
ただ解いて採点して終わるんじゃなく、結果をしっかり分析します。
・苦手科目
・苦手な分野
・理解が足りないところ
など
それに基づいて、今後の勉強を進めます。
⑤弱点対策→アウトプット【5時間】
弱点対策
模擬試験の結果から、自分の苦手なところ、よく分かってないところが見えてくると思います。
また、「正解はするけどよく分かってない」っていうところもあると思います。
それらを重点的に、テキストや問題集で勉強しなおします。
特に、「②基礎的な物理学・化学」と「③危険物の性質ー」は、各10問しか出題されません。
そのうち6問以上正解しなくちゃいけません。
曖昧な知識だと、出題内容次第で5問以上落とすことがあります。
なので、これらが苦手なら特に集中的に勉強します。
危険物の性質には最後まで苦戦したな…
さらにアウトプット
その後、さらに過去問やネットの模擬試験でアウトプットします。
これを試験日まで繰り返せば、合格レベルに達します。
私はさらに、4類危険物の性状が曖昧な認識だったので、テキストを見ながらエクセルで表にまとめました。
各規制と対象施設の関係についてもまとめました。
でもやったはいいものの、もう試験の前日で、見直す時間はありませんでした。
見直す時間がなければ、やらなくていいかと思います。
見直せないなら意味ないじゃん!
スッキリはしたから…
ここは5時間を見込んでいますが、私は4.5時間かけました。
模擬試験の結果次第で、勉強時間は変わってきます。
危険物取扱者乙4の勉強方法まとめ
なるほどー…でもこれ独学でも良くない?
ぶっちゃけ独学でも行けるとは思う
・テキスト
・問題集
・予想問題集
これらを揃えれば、おそらくこの記事に近い勉強方法は実現できます。
でも講義がある・ないの差は大きいよ
記事の勉強方法では、講義動画は最初の理解に使っただけでした。
だから全体からすれば影が薄いですが、最初の理解のしやすさは段違いです。
独学だと一番挫折しやすい最初を上手く乗り越えられるので、挫折率がかなり下がります。
もちろんテキストや問題集のクオリティも高い
講義動画が見れて、教材も揃って1万円はかなりお得だと思います。
まあ僕が受講したときは2万円だったんだけどね!
通信講座の教材の発送は遅いイメージがありますが、フォーサイトはめっちゃ早いです。
平日の16時までに申し込んで入金したら、即日発送されます。
下手するとAmazonより早いです。
フォーサイトの危険物取扱者乙4講座は、以下のボタンから申し込むことができます。
\フォーサイトの公式サイトを見てみる/